2020年8月24日月曜日

子ども時代の子どもの時間は、子どもの人生そのもの #虐待防止策2020 in 神奈川


 「パワチル神奈川」の広報担当、Mari.kです。
 今回も私の経験から。

 親から
「口から先に生まれてきた」
「お前は黙ってハイ!と返事すればいい」
「親に向かって口答えするな!」
「お姉ちゃんなんだから家の手伝い、兄弟の面倒見るのは当たり前」
「大学なんてお前が行ったら下も真似するから就職しろ」

 幼い頃の記憶の中で思い出せるものと思い出せないもの。
 悲しい言葉は覚えてる。
 嬉しい言葉なんてあったっけか…?

 辛い思い出はいつまでも重く、心に澱のように沈んでいる。

 私は首都圏で生まれ、小学生まで育った。
 父親の実家がある田舎の集落へ引っ越し生活は一変した。
 学校から帰ると家中の掃除、洗濯物の片付け、夕飯の支度。

 夕飯の品数は、晩酌する父の酒の肴まで用意しないと機嫌が悪い。
 いや、父の機嫌は品数のせいではなく酒のせいだ。
 父は、酒を呑むと、毎晩のように何もないところから文句を生み出し母に絡む。
 母も一言も二言も多い性格。

 夕飯時は、いつも心が荒れる。
 弟たちの前で大人の諍いを止めないと焦る気持ちが涙となり、言葉が父へ母へと向かう
が、それは火に油を注ぐ結果に…。

 父から皿や茶碗が飛ぶ。
 バラバラになった皿とか茶碗、床に転がるお碗…。

 弟たちは、そそくさと食事を終え食卓から離れるようになった。
 彼らの自己防衛。
 そんな食卓を片付けるのも私の仕事。
 母は手を出さない。

 「お姉ちゃんなんだから」 

 幼い頃から刷り込まれた呪縛は、恐怖の後に効果発動。
 なんの疑問も持たず、言われるがまま後片付けをしてた。

 『言葉の暴力』
 身体的暴力は肉体的な死に繋がるが、言葉の暴力は心の死に繋がる。
 物心ついた頃から言われ続けた暴力で、私の心は他の子どもと違うことにその頃の私が気づくはずもなかったのだが…。

 心が死んだ子どもは、自ら死を選ぶことさえできない。
 心が死んだ子どもは、自らの命、他人の命、存在自体がわからない。
 好きなもの、将来の夢、尊敬する人…。
 学校の作文の課題によくあることへの関心が全く無くなっていた。
 学校の宿題で私を悩ませた一つだ。

 自我が芽生えても、家を出てひとりで生きていくことは
小学生や中学生の私には、想像することすらできなかった。
 そこまでのエネルギーが、子どもの私になかったとは
今思うと、お先真っ暗な長い人生の始まりだった。

 1日のうち夜しか私の時間は持てない。
 だから私は、寝ることがもったいないと朝方まで起きて、勉強や好きな本を読んだり音楽を聴いてた。
 知的好奇心、周りの人への関心は皆無だったがコミュニケーションがいらないものには夢中になれた。
 自称オタクの先駆者。

 そんな生活が、私としての基礎を作っていたのだ。
 30年後、精神崩壊することも知らずに…。

 空が明るくなるまでの刻を、子どもとして生きてた。
 そこには、確かに私がいた。

 私は半世紀を少し生きて、離婚を二回して娘をひとり授かった。
 娘には、私がされて嫌だったこと全て反対のことをして育て、今年で31歳になった。

 半沢直樹、好きだけど、
「やられたらやり返す!倍返しだ!」は私にはできなかったな。
 やれたらどんな人生だったのか?
 考えても無駄なような気もする。

 私たちのチーム「パワチル神奈川」には、まだまだ個性豊かなメンバーがいます。
 私が過ごした10代を「暗黒時代」と呼び、今は思い出しても平気です。
 私の中のインナーチャイルドをセルフヒーリングしました。

 ご興味がある方は
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 誰が親であろうと、あなたの命は、生まれた時からあなたのものです!
 親の呪縛から1日でも早く解き放たれることを、願っています。



『子ども虐待防止策イベント in 神奈川 2020』
☆日時:12/20(日)13:30〜16:30
☆会場:神奈川産業振興センター14階 多目的ホール
     (横浜市中区尾上町5-80神奈川中小企業センタービル) 

●お問合せ(代表・ももちゃん)
 pckanagawa2020@gmail.com
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